店舗ラウンダー・店舗巡回のFMS field markting system 株式会社フィールドマーケティングシステムズ
業界トレンド
2022.04.07

店舗担当者が期待するラウンダーの店頭活動とは?

店舗担当者が期待するラウンダーの店頭活動とは?

ラウンダーは担当する商品の販売促進のため、店舗担当者様にさまざまなアプローチを行なっていますが、実際はどのようなアクションが歓迎され、良好な関係構築に繋がるのか、〈お店から見たラウンダーの店頭活動〉をテーマに当社スタッフへのアンケートを実施いたしました。
今回は、その集計結果をレポートいたします。

目次
『どうしたら買い物客は 商品を購入するのか?』 食糧新聞社主催セミナー資料
2014年6⽉16⽇、株式会社⾷糧新聞社主催のセミナーで、「買ってもらうための売り場作り・買いた…

設問1.お店の方に耳を傾けていただける提案
設問2.お店の方に耳を傾けていただける情報提供
設問3.お店の方に喜んでいただけるアクション
設問4.お店の方がネガティブな反応となるアクション

※[GMS][ドラッグストア][ホームセンター][家電量販店]の4種の業態を巡回するスタッフに対し、1スタッフ1業態で選択肢とフリーコメントによるアンケートを実施しました。

「お店の方に耳を傾けていただける提案」について①~⑨の設問を設定し、[そう思う][ややそう思う][あまりそう思わない][そう思わない]いずれに該当するかの回答を求めました。
※②~⑨の設問については、①と差別化するために、「本部企画以外の」の提案についての回答としました。

図1.アンケート集計結果

 

・①の本部企画については、「ややそう思う」も含め9割以上が耳を傾けていただける状況となっています。

・②④⑧は販促やプロモーションに関する提案となりますが、反応は比較的好意的で、「やや」も含めると④⑧は6割前後、②も半数近く耳を傾けていただける傾向がみられます。

・フリーコメントでは、
「本部企画は担当者が一番耳を傾けてくれるので、それにプラスして企画を提案するようにしている」
といったコメントも見受けられました。

・③⑤⑥⑧は商品陳列に関する提案となりますが、これについては残念ながら店舗側の反応は鈍く、特に⑤⑥⑦は「やや」も含め3割に届かない状況となっています。

「お店の方に耳を傾けていただける情報提供」について①~⑨の設問を設定し、[そう思う][ややそう思う][あまりそう思わない][そう思わない]いずれに該当するかの回答を求めました。

図2.アンケート集計結果

 

・情報提供については、提案に比べると全体的に好意的・前向きな反応が見られます。

・特に反応がよいのは、①新製品に関する情報で、「そう思う」で6割近く、「ややそう思う」も含めると9割以上となります。

・②~⑨に関しては、⑧を除いて似たような傾向となっており、「そう思う」が2~3割、「ややそう思う」も含めると7~8割程度が耳を傾けていただけるという回答となっています。

・⑦の同一企業他店舗の店頭状況や取り組みについては、フリーコメントで
「同一企業や他店舗の動向は担当者も意識されている」
という趣旨の報告が多く、
「展開事例の画像を見せると、同じようにやってくれと言われることもある」
といったコメントもありました。

「お店の方に喜んでいただけるアクション」について①~⑨の選択肢を設定し、該当するものの選択を求めました(最大3つ)。

図3.アンケート集計結果

 

・回答数トップの「①商品の品出し・補充」、次点の「②売り場クリンネス」は、ともに店頭で日常的・頻繁な対応が必要。ラウンダーとして最も基本的な業務でもあり、この基本動作に対する店舗側の期待値が高いことがうかがえます。
フリーコメントでも、店舗へのサポートとなるこうしたアクションは、
「感謝されている」「喜んでいただけた」「とても助かると言っていただいた」
などの報告が多数ありました。

・⑥の棚替えの実施やサポートも多くの回答がありましたが、訪問している業態によって差がみられます。

・⑦お客様への対応はラウンダーの主業務ではなく、回答も少ないですが、フリーコメントでは
「販売員が少なくお客様を待たせてしまうことになるので一番助かる、と言っていただいた(家電量販店)」
という報告も見受けられました。

 

前項の「喜んでいただける」とは反対に、どのようなアクションでお店の方がネガティブな反応になるかも敢えて確認いたしました。

「ネガティブな反応となるアクション」について①~⑨の選択肢を設定し、該当するものの選択を求めました(最大3つ)。

図4.アンケート集計結果

・回答数トップの「④お店や企業に関する質問や情報収集」、3位の「③売上や売れ筋などの質問や情報収集」は、ともにラウンダーとしては重要業務のひとつですが、お店の方もお忙しく、鬱陶しく思われる面があるのかもしれません。

・2位となった①提案全般も、お店の方には時間をとっていただく必要があり、残念ながら回答数が多いという結果となりました。

・提案をする際
「お忙しくない時間にお訪ねするようにしている」「できるだけ端的に伝えるようにしている」
といったコメントもあり、話を聞いていただけるようラウンダーも工夫している様子がうかがえます。

・ラウンダーのアクションではありませんが、本部送り込みについて「置くスペースがない」「売り場変更する時間が取れない」などの反応を示されるとの報告もありました。

 

今回は、〈お店から見たラウンダーの店頭活動〉をテーマに実施したアンケートの結果についてレポートいたしました。

限られた人数で運営している店舗にとって、ラウンダー(営業)に時間を割いて話を聞いていただくことも難しくなってはいますが、定期的に訪問し、店舗の方に喜ばれるような店頭活動や情報提供をすることにより、お話の機会をいただけたり、提案を受け入れていただけたりすることにもつながっています。
店舗によって状況が異なり、それぞれの対応を求められる今だからこそ、1店舗1店舗、店舗の特性や担当者のことを考えながら日々巡回活動をおこなっているラウンダーの力が発揮されると考えています。

 

 

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