- 店舗ラウンダー
アウトソーシングvs直雇用!直雇用ラウンダーと同等の実績を確保&アウトソーシングメリットの最大化を実現
業種 | 製造(化粧品・日用品メーカー) |
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巡回先 | ドラッグストア |
課題 | 営業先の増加 社員の業務効率化 |
事例概要
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導入サービス
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業種ヘアケア・スキンケアメーカー
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対象チャネル(巡回先)ドラッグストア
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巡回先数約500店舗
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スタッフ数約15名
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エリア首都圏
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実施期間定期巡回
取り組み前の課題
ヘアケア・スキンケアメーカー様は、すでに全国数十名規模で直雇用ラウンダーを組織化し、店舗巡回を実施していますが、下記課題を抱えていました。
・カバー店舗を増やしたい
・直雇用ラウンダーの全国一元管理ができておらず、 社員によるトレーニング・労務管理の業務負担が増大している
・直雇用ラウンダー(固定費)を増やすことへのリスクヘッジをしたい
そこで、スタッフ採用が難航しやすい一部エリアにて、アウトソース導入を採用いただきました。
取り組み内容
ラウンダー活動の費用対効果アップに向けた改善サイクルの構築
シーズンごとに重点アイテムのアウト展開を最重点施策として設定し、直雇用ラウンダーと同一の施策で業務を遂行。また、訪問対象企業のうち2チェーンについては、店頭での受注活動も行うこととしており、毎月受注品目を設定して、個店ごとに受注提案を実施しています。
毎月の事務局会議で、これら最重点施策の実現率や受注結果を集計し、効果検証を実施。
課題があればラウンダーの定例会議にて改善のためのディスカッションを行い、次月のアクションを明確にする、といったサイクルを回しています。
企業特性、店舗特性要因で実現率や受注件数が振るわない店舗については入れ替えを提案し、より効率的なラウンダー活動が行えるようご支援しています。
このようなPDCAサイクルを実践することは、ラウンダー活動の成果を上げるうえで重要ですが、自社内で行うには非常に手間のかかる業務となります。その点アウトソースであれば、PDCAサイクルの構築、仕組み化までも一括して事務局で請け負いますので、ラウンダー活動の費用対効果アップと自社内の負荷軽減の両方を実現することができます。
統一されたスキル指標による評価でスタッフスキルの底上げ、標準化
アウトソース導入前の課題として、「ラウンダーのトレーニングを行う社員の業務負担」があげられていましたが、ラウンダーを育成するために弊社で取り組んでいるのは、「スキル指標」の活用です。
スキル指標は、ラウンダー能力を客観的に測ることで、本部決定事項の実現や受注交渉において、課題店舗のうち、スタッフスキルに起因する店舗を減らしていくことが目的となります。
スキル指標に基づいて各ラウンダースタッフを評価した結果、課題のあるスタッフについては、重点的にメール・電話でのアドバイスや、同行や面談を実施し、どこができていないのかを説明して改善を促します。
また、交渉力が高いと評価されたスタッフについては、うまくいった交渉トークを他のスタッフに共有したり、会議のディスカッション時に発言を促したりしています。
活動の結果
受注活動の成果!メーカー全体の実績前年比より2.5%上回る
受注活動が可能な2チェーンにおける実績前年比をメーカー全体と弊社巡回店のみで比較したところ、弊社(アウトソース)巡回店が+2.5%上回る結果となりました。
アウトソーシングのメリットでもある管理の手間を削減
直雇用ラウンダーの人員を増やすことなく、都心部のスタッフを採用しにくいエリアで、直雇用スタッフと同様のクオリティで店舗巡回が継続できていること、これはすなわち、固定費(=人件費)や採用コスト、スタッフの管理・育成にかかる社内負荷を軽減できていることからアウトソーシングの大きなメリットといえます。
ここがポイント
・ラウンダー活動の費用対効果アップに向けた改善サイクルの構築と業務の仕組み化を事務局にて実施。直雇用ラウンダーと比較してのアウトソーシングの効果とメリットを追求しています。
・統一したスタッフスキル指標 に基づき各スタッフのスキルを評価し、スキル の底上げをすることで全体のパフォーマンスの向上に取り組んでいます。