店舗ラウンダー・店舗巡回のFMS field markting system 株式会社フィールドマーケティングシステムズ
スタッフ育成
2016.11.16

採用後も油断大敵!スタッフを離脱させないために乗り越えるべき2つの危機

採用後も油断大敵!スタッフを離脱させないために乗り越えるべき2つの危機

面接で信頼関係を築くことに成功し、お互いに納得して契約ができたとしても、意外とすぐに離脱の危機がやってきます。
それは、初回研修直後と初回会議直後です。

この2つの危機を上手に乗り越えられるかは、スタッフから発せられる「見えないシグナル」を感じ取れるかどうかにかかっています。
今回は、あらかじめ知っておくべき新規採用スタッフの心の動きと、その対処法を紹介します。

目次
具現化率を⾼める!ラウンダー育成のポイント
本資料では、ラウンド組織のよくある課題5つ目、「ラウンダー育成」のポイントについてご紹介していま…

ラウンダー(フィールドスタッフ)が未経験の方は、担当業務に先入観を持たないため、スポンジのように知識を吸収してくれます。

しかし、初回研修時は情報量の多さに面食らってしまうことがよくあります。
そんなとき、新人スタッフの頭の中はパニック状態となり、数々の不安が渦巻きます。

「大変な業界に足を踏み入れてしまった…」
「自分には業務が覚えられるだろうか…」
「はたして自分にこの仕事が務まるだろうか…」

このような状態であっても、スタッフは所属会社のマネージャーに不安を隠したがるものです。
まだマネージャーとの関係性が構築できていない時期だからです。
スタッフは「わからない」ということを恥ずかしいと感じたり、「不安だ」と言うことでやる気を疑われたりする、と思ってしまいがちです。

このようなとき、不安のシグナルを感じ取れずにスタッフを独りぼっちにしてしまうと、その不安が増大し、早期離脱につながる恐れがあります。

では、初回の研修はどのように進めるべきなのでしょうか?
それをまとめたのが、以下の5つのポイントです。

■ 早期離脱を防止する初回研修の5つのコツ

①研修の全体像を伝える
②魔法の言葉で安心してもらう
③レベル分けしたゴールイメージを伝える
④目標とする明確なスタッフ像を共有する
⑤フォローを忘れない

①:研修の全体像を伝える

まず、研修に入る前に、研修の全体像を伝えましょう。
初回研修時、緊張しないで、というのは無理なものです。
「本日はこんなことを行います」と研修全体の内容を簡単にお伝えするだけで、新人スタッフは研修を受ける心構えができ、研修の出だしが滑らかになります。

②:魔法の言葉で安心してもらう

①のときに添えるべき魔法の言葉があります。
それは、「今日は全部わからなくても大丈夫!」です。
研修の最初にこの言葉があるだけで、新人スタッフは「すべて覚えなければ」というプレッシャーから解放され、リラックスして研修を受けられるようになります。
是非試してみてください。

③:レベル分けしたゴールイメージを伝える

研修資料の作成のポイントは、「今日覚えてほしいこと」「今週中に覚えてほしいこと」などレベル分けすることです。
そうすることで、スタッフは覚えなくてはならない業務に優先順位をつけて取り組めます。

④:目標とする将来の自分像を共有する

担当者からの期待を込めて、「○ヶ月後の理想の姿」を説明し、そうなって独り立ちするまでのおおまかなスケジュールを作ります。
この「スタッフの将来の自分像」を共有しておくことで、「今はまだこれくらいでいいんだ」という安心感や、「○ヶ月先までには自立するぞ」というヤル気につながります。

⑤:フォローを忘れない

研修が終わった後も油断は禁物です。
フォローを忘れずにしっかりと実施する必要があります。
この時期のスタッフは、「何がわからないかわからない」という状態です。
稼働後、最低5日間はスタッフと個別の連絡をし、質問に丁寧に答えてあげるとよいでしょう。

これらの5つの配慮を意識的に行うことで、スタッフの不安が大いに解消され、早期離脱の防止になります。

研修から稼働直後まで、どんなに丁寧にフォローできても、第二の危機が必ずやってきます。
それは初めての会議への参加です。

会議とはラウンダーを集めた定例会で、業務の落とし込みや情報共有を行う場です。
定期的に行われる会議でも、新人スタッフにとっては全てが初めの緊張する日となります。

既存のラウンド組織に新しく採用されたスタッフから見れば、まわりはベテランスタッフばかり。
心強い環境である反面、初対面スタッフばかりの中に放り込まれ、周りの話についていけず、自分だけ蚊帳の外、というシーンになりがちです。
今まで親身になって相談に乗っていたマネージャーも、会議当日は自分だけをフォローしてくれるわけではありません。

新人スタッフの胸には、またもや不安な気持ちが押し寄せてきてしまいます。
初回会議で気をつけるべきポイントは以下の3つです。

■早期離脱を防止する初回会議の3つのコツ

①「魔法の言葉」をここでも使う
②相談相手を作ってあげる
③フォローを忘れない

①「魔法の言葉」をここでも使う

初回会議においても、魔法の言葉「今日は全部わからなくても大丈夫!」と事前に伝えます。
慣れるまでは疎外感は当たり前なのだ、全部理解できるわけがない、と知ってもらい、少しでも緊張をほぐしてあげましょう。

②相談相手を作ってあげる

新人スタッフが今後困ったときのために、スタッフの中から相談相手を作ってあげましょう。
面倒見のよいベテランスタッフや、稼動歴が近いスタッフを選んで紹介すれば、新人スタッフも「相談しやすい人がいて安心」と感じてくれるはずです。

③フォローを忘れない

忘れてはいけないのが、会議後のフォローです。
会議が終わった後、できるだけ早い時期に新人スタッフと個別の打ち合わせ時間をとりましょう。テーマはさまざまなものが考えられますが、会議全体の振り返りをテーマにするとうまくいきます。
例えば、会議に参加してみての感想や、理解できた内容(ここはしっかり褒めましょう)。

また、理解できなかった内容については、新人スタッフは具体的な疑問点が出てこないことも多いため、細かく確認をとることが必要です。
仕事に対する気持ちを確認しながら、なおかつ業務理解を深めてもらえれば完璧です。

 

今回はラウンダー未経験者を対象としてお伝えしました。
しかし、経験者を採用した場合でも、程度は違うにせよ、基本は不安を抱えた状態での稼働スタートとなります。
不安の芽は早いうちに摘み取ることが離脱率の低下につながります
紹介したテクニックなどを駆使して初期のフォローを怠らないことが肝心です。

ダウンロードアイコン
価格表やサービス詳細資料を配布中
お役立ち資料を
無料ダウンロード
キャンペーン申し込みアイコン
お得なキャンペーンを定期的に実施中
キャンペーン・セミナー
申し込み
無料見積もり・問い合わせ
CONTACT
無料見積もり・問い合わせ

ラウンダー導入や、営業力強化・効率化に
お悩みの方は、お気軽にご相談ください