300店強の家電量販店を２週間で巡回！既存ラウンダー組織のリソースを活用したスポットラウンド事例

事例概要

取り組み前の課題

クライアントの課題としては、短期間での新製品の店頭化（発売2週間での店頭化）と効率的な活動の2点でした。

300店強の家電量販店を２週間で巡回するための人的リソースの確保

新製品を短期間で店頭に展開したいが、限られた人数の営業社員では時間（日数）がかかってしまいます。特に、新製品の発売時には営業社員がフル稼働しても訪問しきれない店舗があり、かつ遠方の店舗への移動交通費や時間的コストがかさむという懸念点もありました。

スポットラウンド業務に派遣契約では対応しきれない

過去には派遣社員を導入していましたが、短期間で多数の店舗を対応することが難しく、さらには、契約日数などの契約期間や条件と実際に必要な業務量が一致しないという問題が生じていました。また、短期派遣となると、業務精通度を上げることが難しいという課題がありました。

上記課題の解決策として、業務量に応じた発注対応が可能かつ業務の質を担保できるパートナー企業の開拓が必要でした。

FMSに決めた理由

当社が上記課題を解決できる体制を保持していることが大きなポイントとなりました。

長年の家電量販店巡回の実績

弊社は某家電メーカー様と30年以上にわたる取引があり、長年の家電量販店フォローの実績（※）があります。そのため、家電量販店フォローの経験豊富なスタッフ活用による依頼事項の着実な遂行が期待できること、プロジェクトの運営マネージャー自身が家電量販店のルール・慣習等を熟知していること、が決め手となりました。

※参考事例ラウンダー巡回店は非巡回店と比べ２倍の売上に！30年続くラウンド組織の秘訣とは

全国型のスタッフ配置

全国各地に相当数のスタッフを配置しており、多数のスタッフを動員することにより、短期集中的な業務遂行が期待できること、また細かなエリアごとでのスタッフ配置により、移動交通費などのコストを含めた活動費用を抑えることができるといった点もポイントとなりました。

取り組み結果

300店強の店舗巡回を２週間で完遂

その中でも中部・北陸エリアに140店舗ほどが集中しており、当初は2週間での完結は難しいと想定し、追加で１週間の予備期間もいただいていたが、結果的には全エリア目標の2週間で業務が完了させることができました。

主力商品の店頭展示完了率90％以上

今回の業務は新製品２機種の店頭展示がメインでしたが、２機種とも展示完了率は90％を超える結果をなりました。
展示スペースが必要となる商品ということもあり、1回限りの訪問の中では、未実施となるケースもありましたが、未実施理由は、「後で場所移動して展示しておく」「スペース確保ができない」「まだ前機種が残っている」等、ほとんどが店舗側の事情によるものとなっていました。

新製品Aの結果

新製品Bの結果

成功のポイント

家電量販店フォロー経験が豊富な全国組織というリソースの活用

「全国の家電量販店をフォローする全国型のラウンダー組織」というリソースを活用していただけたことが最大のポイントとなります。今回、業務を担当したスタッフが定期フォローしているのは他カテゴリーの商品ですが、長年巡回していることで売り場担当者と面識があったケースもあり、業務はトラブルなく円滑に遂行することができました。
各エリアに配置したスタッフを多数動員したことにより、クライアントのご希望通り短期間で業務を完了させることができました。

クライアントからの適切な情報提供

実施業務の詳細、また販促資材の発送数量・スケジュール等、A社様からの事前情報も適切に提供されていたため、短期間でありながらスムーズな運営が可能となりました。

クライアントからの評価

・初めての業務であるにもかかわらず、短期間にトラブルなく業務を完遂できたことで、期待した以上のクオリティとご評価頂きました。
・家電量販店頭での交渉経験豊富なスタッフが活動したこともあり、活動報告は店担当者との交渉内容等コメント量も多く、クライアントからも「状況がよくわかる」とご好評でした。
・何より当社の運営社員自体が個店ベースでの家電量販店把握ができていることへの安心感とクライアント側でも把握していない個店情報を事前に提供できたことでスムーズな活動となったことなど、今までの経験を生かした運営にも高評価をいただきました。

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