店舗ラウンダー・店舗巡回のFMS field markting system 株式会社フィールドマーケティングシステムズ
ラウンダー・営業代行
2026.03.27

スポットラウンダーとは?できる業務・向いているケース・定期ラウンダーとの違いを解説

スポットラウンダーとは?できる業務・向いているケース・定期ラウンダーとの違いを解説

スポットラウンダーとは、メーカーや販促会社が、新商品の発売やキャンペーン、棚替え時期など、特定の期間・目的に限定して店舗巡回を行う短期型の店頭支援スタッフのことです。通年活動する「定期ラウンダー」とは異なり、必要な時に必要な人数だけをアサインできるため、コストを最小限に抑えつつ、短期間で爆発的な店頭実現力を発揮できるのが最大の特徴です。
本記事では、スポットラウンダーでできる業務、向いているケース、定期ラウンダーとの違い、成果を出す活用ポイントを、専門家の視点から詳しく解説します。

目次
スポットラウンダーサービス案内資料
株式会社フィールドマーケティングシステムズのスポットラウンダーサービス案内資料をPDFでご用意い…

スポットラウンダーとは、定期的に店舗を訪問するラウンダーとは異なり、単発または短期間で店舗を訪問し、一時的な販促活動や売り場支援を行うフィールドスタッフを指します。

必要なタイミングに、必要な店舗数だけ人的リソースを確保できるため、無駄を最小限に抑えながら、フレキシブルな店頭活動を実現できる点が特長です。

特に、新商品の発売、キャンペーン、季節商材の展開、店舗改装時の応援など、一時的にマンパワーが必要になる場面で活用しやすいサービスです。

スポットラウンダーの特徴

 

定期ラウンダーとの基本的な違い

ラウンダーには大きく分けて「定期ラウンダー」と「スポットラウンダー」の2種類があります。

定期ラウンダーは、特定の店舗を継続的に訪問し、売り場の維持・改善や長期的な販促活動を支える運用に向いています。

一方でスポットラウンダーは、特定の時期や施策にあわせて短期間で店舗を訪問し、売り場立ち上げや調査などの一時的な業務に対応する運用に向いています。

どちらが優れているというよりも、継続運用が必要な業務か、短期集中で実施したい業務かによって使い分けるのが基本です。

定期ラウンダーとスポットラウンダーの違い

どのような場面で活用されるか

スポットラウンダーは、次のような場面で活用されます。

・新商品発売時の一斉売り場立ち上げ

・キャンペーンや季節施策に合わせた販促物設置

・棚替え、什器設置、商品展開

・繁忙期のみの売り場強化

・店頭調査、覆面調査、覆面買取

・2~3か月に1回程度の低頻度巡回

営業担当者が本部商談に集中しつつ、店頭での実行力を補いたい場合にも、スポットラウンダーは有効です。

スポットラウンダーのメリット

スポットラウンダーを活用する主なメリットは以下のとおりです。

必要な時に・必要な場所へ・必要な店舗だけ投入できる

ラウンダー活動を行うタイミングや必要な店舗をピンポイントで設定できる柔軟性は、スポットラウンダーの一番のメリットです。

迅速な売り場立ち上げや短期集中型のプロモーションの展開など、一時的にマンパワーが必要な業務での活用が効果的です。

単発・短期の利用でコストを抑えることができる

必要な時だけ要員を確保するので、ラウンダーが不要な時期の費用がかからずコストを抑えて利用できます。

契約後短期間で実施できる

一般的にスポットラウンダーは簡易作業が中心となり、研修に要する時間があまりかからないため、定期ラウンダーと比較すると、短期間で稼働開始ができます。準備が整ったエリアから随時訪問スタート、といったスピード感のある運用も可能です。

スポットラウンダーのデメリット

ピンポイントで活用できる便利なスポットラウンダーですが、導入に際しては以下の点に留意する必要があります。

難易度が高い業務は難しい

スポットラウンダーは、事前の教育研修は最低限となります。そのため、業務や商品の知識が薄くなるのは避けられません。事前に教育研修を行わないと扱えない商材や難易度が高い業務は困難です。

※必要に応じて業務開始前に集合研修を行うことも可能です。

店舗とのコミュニケーション強化はできない

単発・短期間の訪問で終わるため、店舗とのコミュニケーション強化や関係構築は難しいでしょう。そのため、交渉業務においては、定期ラウンダーと比較すると実現率が下がるケースが多いです。

膨大なマーケティング予算をかけてCMやキャンペーンを打ち、本部商談でプロモーション企画を勝ち取ったとしても、適切なタイミングで売り場づくりが実現できなければ、消費者の手に届かず、大きな機会損失となってしまいます。

売り場づくりが実現できない理由として、以下3点の課題があげられます。

マンパワー不足

一斉に売り場を立ち上げたいと考えても、対象店舗が多すぎて営業社員や自社ラウンダーだけではすべてをカバーしきれない場合があります。

費用対効果の兼ね合い

定期ラウンダーを採用し、固定の人材を確保するには、費用対効果の観点から難しい場合があります。特に、季節性の高い商材で年間を通したフォローが必要ないケースや、1店舗あたりの売上が低い業態の巡回では、コストが課題となることが多いです。

人材リソースの適正化

営業社員は本部商談に集中する必要があるため、店舗を巡回する時間を確保できないことがあります。

これらの課題をピンポイントで解決する手段が「スポットラウンダー」というサービスです。必要なタイミングで必要な店舗数をカバーすることで、効率的かつ効果的に売り場をサポートし、機会損失を防ぐことができます。

定期的に店舗を訪れてフォローを行う定期ラウンダーとは異なり、スポット的に店舗を訪れるスポットラウンダーは、どこまでの業務が実施可能なのでしょうか?定期ラウンダーとスポットラウンダーの業務対応範囲を比較すると、以下のようになります。

表3

   定期 スポット 備考
活動内容 本部商談決定事項の具現化 具体的な活動例
-売り場づくり(エンド、企画売り場の一斉立ち上げ)、陳列作業
-販促物設置
-什器設置等
-キャンペーンはがき・シールの設置
店舗担当者様への商品紹介・啓蒙、企画案内  
個店交渉 スポットラウンダーも売り場交渉や発注促進などの交渉業務が可能ですが、店舗担当者様との関係性を構築しにくいため、定期ラウンダーに比べて実現率が低くなる傾向があります。
店舗調査 定期ラウンダーは店舗担当者との関係性構築が進んでいるため、覆面調査にはスポットラウンダーが適しています。
覆面買取 定期ラウンダーは店舗担当者との関係性構築ができているので、覆面での買取業務はスポットラウンダーが適しています。
訪問先担当者様のファン化(関係性構築) 定期ラウンダーは毎回同じ担当スタッフが巡回するため、訪問先との関係性を構築しやすく、担当者のファン化が期待できます。
毎月の業務内容の変更 定期ラウンダーは導入前に設計した活動内容の範囲内であれば変更が可能です。スポットラウンダーに関しても、大幅な活動内容の変更が発生する場合には都度業務設計が必要です。
スタッフ属性 業務へのロイヤルティ 定期ラウンダーはクライアント専任のスタッフを組織化するため、業務へのロイヤルティが高くなります。
人材要件の設定 定期ラウンダーはクライアントの希望する人材要件に沿ってリクルートが可能です。スポットラウンダーは要件に合うスタッフがいる場合は対応します。
スタッフの固定 定期ラウンダーはクライアント専任のスタッフとして、巡回店舗を固定することが可能です。
一方、スポットラウンダーは定期ラウンダー業務との兼任スタッフを都度配置するため、スタッフの固定が難しい場合があります。

訪問先
・頻度

 訪問ルールが複雑なチャネルの対応 訪問ルールが複雑なチャネルは、訪問先の担当者との関係性構築に時間を要するため、定期ラウンダーが適しています。
 低い訪問頻度の設定
例)3か月に1回の訪問
スポットラウンダーは、スタッフ1人あたりの活動日数を担保する必要が少ないため、低頻度の訪問に適しています。

定期ラウンダーとスポットラウンダーの違いについては、「定期ラウンダー・スポットラウンダーの使い分けのコツとは?サービスの選択・組み合わせ事例もご紹介」の記事でも解説しています。

スポットラウンダーは、以下のような業務内容、活用シーンにおいて特に効果的に活用できます。

プロモーション企画売り場の一斉立ち上げ

新製品の発売やCM、キャンペーンの連動時に売り場を一斉に立ち上げたい場合、スポットラウンダーの活用が最適です。新発売やCM広告・キャンペーン展開時の販促活動など「スピードと量」が要求される業務では、タイミングを逸すると効果が激減します。ここぞというタイミングで必要な人手を確保できるスポットラウンダーは、最適な解決策と言えます。販促物の設置、売り場状況の確認、商品陳列などがスピーディに行えます。

ナショナルチェーンで全国一斉に新商品導入が決まった際には、スポットラウンダーを利用することで、全国各地で同時に売り場を構築することが可能です。

また、リージョナルチェーン限定のキャンペーンでは、地域に限定してキャンペーン資材の設置を行うこともできます。特に、自社の営業所がなく訪問が難しいエリアにおいては、スポットラウンダーの活用が非常に有効です。

棚替え、改装、新店応援など、一時的にマンパワーが必要

一時的な業務への対応に社員や通常のラウンダースタッフで人手が足りない場合、スポットラウンダーでマンパワーを補うことができます。社員やラウンダーの通常業務に影響を及ぼさない点も、ご利用いただいている企業様に好評です。

季節性の高い商材のフォロー

年間を通じてのフォローは不要であっても、最盛期に向けて確実に売り上げを伸ばすためには、売り場の立ち上げやメンテナンスが必要です。こうした季節性の高い商材のフォローにスポットラウンダーを利用することで、効果的な対応が可能になります。

ほぼ巡回できていないチャネル(業態)の巡回

1店舗あたりの売上はそれほど高くなくても、店舗数が多く、合計すると無視できない売上を生み出すチャネルがあります。こういったチャネルは、マンパワー不足により十分に巡回できていないケースが多く見られます。スポットラウンダーを活用することで、このようなリソース不足を補い、必要なタイミングで巡回を行うことが可能です。

定期的なフォローが難しい業態であっても、スポットラウンダーを導入することで、潜在的な売上の拡大が期待できます。

間隔をあけて訪問したい店舗の巡回

個店での交渉や作業が難しく、定期的な訪問では効果が薄い場合でも、ブランディングの一環として2~3ヶ月に1回の頻度で訪問し、売り場のメンテナンスを行いたい店舗の巡回に適しています。

覆面調査

定期ラウンダーが店舗担当者と良好な関係を構築している場合、覆面調査にはスポットラウンダーが適しています。店舗との関係が薄いため、客観的な調査を実施しやすいです。

覆面買取

覆面での買い取り業務は、緊急性が高く短期間での実施が求められることが多いため、リソースを集中して短期間で対応できるスポットラウンダーの活用が最適です。

スポットラウンダーは柔軟に対応できる反面、以下のような業務には不向きな傾向にあります。

店舗担当者との深い関係性構築が必要な業務

スポットラウンダーは単発での訪問が基本となるため、店舗担当者との関係性を深く構築することは難しくなります。このような関係性が求められる業務では、定期ラウンダーの方が効果的です。

大がかりな交渉業務(売り場拡大・獲得など)、個店交渉が必要となる業務

スポットラウンダーでは定期ラウンダーに比べて交渉業務の実現率が低下する傾向にあります。店舗担当者との信頼関係が鍵となる大規模な交渉や個別の売り場交渉には、定期ラウンダーが適しています。定期ラウンダーによる店舗担当者様との関係性構築と依頼事項実現率の関係については、以下の記事をご参考ください。

(参考:理想の買い場を実現!本部商談から各店舗の展開までを成功させる4ステップ

年間を通じてのフォローが必要な業務

スポットラウンダーは長期間にわたる業務や、店舗との深い関係性構築が必要な業務には向いていません。長期的なフォローが必要な業務には、定期ラウンダーが適しています。

一方で、スポットラウンダーは短期間で特定の業務に対応するために設計されており、無駄なコストをかけずに確実な売り場づくりを実現することができます。業務の特性に応じて、スポットラウンダーを上手く活用することが重要です。

当社のスポットラウンダーサービスを導入し、成果を上げられたクライアントの事例を2つ紹介します。

ヘルスケアメーカー様の事例

メーカー様の状況・課題
・新商品発売・商品リニューアルのタイミングに認知率アップを図りたい

提供したソリューション
・約4週間で全国約3,000店舗のドラッグストアを巡回
・対象商品へのPOP設置やサンプルべた付、テスター設置を実施。あわせて商品展開状況の調査を実施

成果
約90%の店舗で販促物設置が実現

OTC医薬品メーカー様の事例

メーカー様の状況・課題
・季節性の高い商材が多い
・対象商品が売れる時期に店頭露出を増やし、機会損失を防ぎたい

提供したソリューション
・CM放映直前の9日間で関東エリア内の特定チェーン約100店を訪問
・店舗担当者様に対して新商品、プロモーション情報の提供とフロア什器・POP設置を実施

成果
約90%の店舗でフロア什器の設置~商品展開を実現
スポットラウンダー巡回後、巡回店舗における対象商品の平均売上が対前月比約130% にアップ(非巡回店舗は約100%)

また、巡回後POSデータをいただきフロア什器の設置と店舗売上ランクの関係性を検証したところ、活動実施後の売上伸長率が最も高かったのは、売上上位店ではなく、「店舗売上ランクが101~150番目の店舗」の売上下位店舗であったことがわかりました(図2)。売上上位店に時間や予算を投資しがちですが、売上伸長ポテンシャルの高い店舗を重点的にフォローしていくことで、費用対効果の高い活動が実現できるということがわかりました。

図4 店舗売上ランク別 什器設置前と設置後の平均売上(POSデータ)伸張率比較

その他にも以下のようなスポットラウンダー活用事例があります。

表5

新商品発売やキャンペーン、繁忙期において、人的リソースを店舗に投下し「確実に売りに繋げたい」と考えるものの、現実的には人手不足で売り場づくりが間に合わないという状況が多々あります。このような機会損失を回避し、新商品発売やキャンペーンを確実に「売り」に繋げるためには、「必要な時に、必要な店舗」をラウンドできるスポットラウンダーの活用が非常に有効です。

売り場づくりに課題を感じつつも、費用対効果の観点から定期ラウンダーの導入を諦めていた営業企画や営業担当の皆様、ぜひスポットラウンダーの活用を検討してみてはいかがでしょうか?

Q
スポットラウンダーとは何ですか?
A

スポットラウンダーとは、特定のタイミングで単発または短期間で店舗を訪問し、一時的な販促活動を行うフィールドスタッフのことです。新商品の発売やキャンペーン時など、一時的にマンパワーが必要な業務に柔軟に対応します。

Q
スポットラウンダーの主なメリットは何ですか?
A

スポットラウンダーの主なメリットは、必要な時に必要な店舗だけを対象に訪問できる柔軟性があることです。コストを抑えつつ、短期間で迅速に売り場を立ち上げることが可能で、短期集中型のプロモーションに最適です。

Q
定期ラウンダーとスポットラウンダーの違いは何ですか?
A

定期ラウンダーは特定の店舗を定期的に訪問し、長期的な販促活動や店舗担当者との関係構築を目的としています。一方スポットラウンダーは、特定の時期や販促活動に合わせて短期間で訪問し、一時的な販促活動を行います。

Q
スポットラウンダーが特に効果的な業務は何ですか?
A

スポットラウンダーは、新商品の発売やキャンペーンの一斉立ち上げ、季節性の高い商材のフォロー、棚替えや店舗改装支援など、一時的にマンパワーが必要な業務に特に効果的です。

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