店舗ラウンダー・店舗巡回のFMS field markting system 株式会社フィールドマーケティングシステムズ
ラウンダー・営業代行
2024.10.31

ラウンダーの仕事内容とは?営業との違いやメリット・必要なスキルも解説

ラウンダーの仕事内容とは?営業との違いやメリット・必要なスキルも解説

ラウンダーとは、メーカーの営業担当者に代わり、取引先の店舗を訪問し、自社商品の売上向上を目指す現場スタッフです。主にスーパーやドラッグストアなどの小売店を定期的に巡回し、商品の陳列や補充、販促物の設置、店舗スタッフとの連携を通じて、売り場の改善や売上アップをサポートする役割を担います。
本記事では、これからラウンダーを目指す方向けに、具体的な仕事内容や営業との違い、ラウンダーとして働く際のメリットやデメリットを解説します。さらに、必要なスキルや資格、働き方、求人の見つけ方についても詳しく紹介します。

目次
量販店ラウンダーサービス案内資料
株式会社フィールドマーケティングシステムズの量販店ラウンダーサービス案内資料をPDFでご用意いた…

ラウンダーは、企業や店舗における商品管理や販促活動を担当する現場のサポーターです。営業担当者と連携しつつ、主に現場(店舗)での実務をこなします。

担当店舗を巡回しながら、商品管理、新商品のプロモーションなど、さまざまな業務に携わります。

※本記事は、ラウンダーを目指す求職者の方向けの記事です。ラウンダーの導入を検討している企業様向けの記事については、以下をご参照ください。

ラウンダーとは?営業との違いやメリット、導入事例、適正やスキルを解説

具体的な仕事内容をわかりやすく解説

メーカーの営業担当者が小売店本部との商談で決定した店頭プロモーション施策を実際の売り場で実現するのがラウンダーの仕事です。

図1 ラウンダーの仕組み

ラウンダーの具体的な仕事内容は、次のようなものが含まれます。

・商品の補充やメンテナンス:店舗内で商品の品出しや整理を行い、常に見やすく整った売り場を保ちます。

・売り場の交渉:店舗スタッフと連携し、目立つ場所に商品のスペースを確保するための交渉を行います。

・売り場作り:販促物を活用し、来店客の目を引く魅力的な売り場を作成します。

・新商品やキャンペーン情報の提供:店舗スタッフに新商品やプロモーションの情報を共有します。

・在庫管理と報告:店舗の在庫状況や売り場の様子を確認し、報告します。

どんな会社でどんな商品・サービスを扱う?

ラウンダーは多様な業界で活躍しています。ラウンダーを積極的に活用している業界としては、食品、化粧品、日用品、家電メーカーなどがあげられます。

ラウンダーは担当する企業の商品を取り扱い、自社商品の販売促進が主な活動となります。例えば、日用品メーカーでは、陳列棚への商品補充やメンテナンス、来店客の目に付く場所で陳列するための売り場交渉や売り場作成を行います。

一方、化粧品業界のラウンダーは、商品の見栄えをよくするためのディスプレイの調整や売り場のメンテナンス、また美容部員への情報提供などが求められます。

ラウンダーの活動に密着した記事もご参考になさってください。

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ラウンダーの1日の仕事例

ラウンダーの1日は、主に店舗が忙しい時間帯を避けて効率よく活動できるようにスケジュールが組まれます。今回は、平日の10時から16時の時間帯で活動するラウンダーの1日を紹介します。仕事内容や条件によって異なる場合もありますが、多くのラウンダーは、自家用車を使い、直行直帰のスタイルで働いています。

図2 ラウンダーの1日の活動例

営業担当者もラウンダーも既存顧客への営業活動を行いますが、その業務内容や営業先が異なります。

メーカーの営業担当者は主に小売店(チェーン)本部と商談・交渉し、店頭でのプロモーション活動内容を決定します。

一方ラウンダーは、小売店本部との商談・交渉で決定したプロモーション活動を営業担当者に代わって店頭で実現するのが仕事です。

ラウンダーの活動によって、営業担当者だけではカバーしきれない店頭フォローをきめ細かく実施することができます。

営業担当者は「販売するための取り決め」を本部と行うのに対し、ラウンダーは現場での売上を最大化するために、商品の見せ方や売り場作りに力を入れることが主な役割です。

  ラウンダー 営業担当者
主な業務 店舗巡回、商品管理、販促活動 商品導入や企画の提案
主な営業先 店長や店舗スタッフなど 小売店本部や卸など
主な役割 各店舗での自社商品の売上最大化 契約の成立
売上目標(ノルマ) なし、もしくは活動目標の達成 明確なノルマあり

ラウンダーの仕事には、他の職種とは異なるメリットがあります。ここでは、それらについて詳しく解説していきます。

柔軟な働き方

ラウンダーの大きなメリットの一つは、柔軟な働き方が可能な点です。

特に、業務委託契約で活動する場合、自分のスケジュールを自分自身で管理しながら働けるため、ワークライフバランスを重視する方に適した職種と言えます。

さらに、ラウンダーは家から店舗までの直行直帰が基本のスタイルなので、通勤時間が短縮され、効率的な働き方が実現しやすいのも魅力です。

たとえば、子育て中の方や副業を持つ方でも、勤務日程を調整しやすいため、無理なく仕事を続けられます。このような柔軟性により、個々のライフスタイルに合わせた働き方がしやすく、多様な働き方を求める方にとって魅力的な選択肢となっています。

成果が目に見える達成感

ラウンダーの仕事は、店舗での商品の陳列や販売促進の工夫が直接売上に反映されるため、達成感を感じやすい職業です。

例えば、自分の工夫で商品の陳列を改善し、売上が向上した場合、その結果がすぐに数字として表れることもあり、大きなモチベーションになります。

また、店舗スタッフや営業担当者と連携して、魅力的な売り場を作成し、短期間で販売数を増加させる経験は、自己成長を感じる機会にもなります。こうした目に見える成果が、ラウンダーのやりがいにつながります。

幅広い業界での経験がスキルアップにつながる

ラウンダーとして働くことで、多様な業界での経験を積み、マーケティングや営業に関する知識やスキルを向上させることができます。

食品業界や化粧品業界、日用品業界など、さまざまな業界の販促方法や市場動向を学ぶ機会が豊富です。また、現場での交渉や提案を通して交渉力や提案力が磨かれるため、営業職へのキャリアアップも視野に入れやすくなります。

ラウンダーの仕事には大きなメリットがある一方、デメリットもいくつかあります。ここではよく聞かれるデメリットについて解説します。

移動の多さによる負担

ラウンダーの業務では、担当する店舗を巡回する必要があるため、移動が頻繁に発生します。

特に、広いエリアを担当する場合は、長時間の移動が身体的な負担となることがあります。公共交通機関を利用する場合や自家用車での移動が必要になるケースも多く、天候や交通状況によっては、予定通りに業務を進められないこともあります。

こうした移動の多さは、業務の大きなストレス要因となる可能性があるため、効率的なルート設定や休憩の取り方が重要です。

人間関係のストレス

ラウンダーの仕事では、店舗スタッフや営業担当者など、さまざまな人々とのコミュニケーションが求められます。このため、時には人間関係のトラブルやストレスを感じることもあります。特に、店舗スタッフとの連携がうまくいかない場合や、提案が受け入れられない場合、フラストレーションが溜まりやすくなります。

また、ラウンダーは常に店舗の期待に応えなければならず、そのプレッシャーが精神的な負担となることもあります。

このように、他者との関係性が良好に保たれるかどうかが、仕事のストレスレベルに大きく影響します。

繁閑に応じた柔軟な対応が必要

ラウンダーの仕事では、繁忙期と閑散期に応じた柔軟な対応が求められます。

特に大きなキャンペーン時や陳列コンテスト開催時には、複数店舗での大規模な売り場設営が必要となり、通常よりも稼働時間が長くなる傾向があります。

こうした繁忙期の業務に対応するには、効率的なスケジュール管理や事前準備が重要です。適切な計画を立てておくことで、労働時間が長くなりがちな繁忙期でも無理なく業務を進めることができます。

ラウンダーとして働くために、特定の資格が必須というわけではありません。しかし、仕事を成功させるためにはいくつかの重要なスキルが求められます。ここでは、ラウンダーとして活躍するために役立つ主要なスキルについて解説します。

コミュニケーション能力

ラウンダーは、店舗スタッフや営業担当者など、さまざまな人とやり取りをする機会が多いため、コミュニケーション能力がとても重要です。

相手のニーズを理解し、それに応じた対応ができるスキルは、現場での信頼関係を築くために不可欠です。

提案力・交渉力

ラウンダーは、店舗のディスプレイ改善や商品導入提案を行うことがあります。効果的な提案をするためには、商品の特性や消費者のニーズを理解した上で、説得力のある提案を行う力が求められます。

また、よりよい売り場を獲得するための店舗スタッフとの交渉が必要になるため、交渉力も重要です。

報告・連絡・相談

現場で得た情報を上司やチームに報告する際には、適切なタイミングでの報告・連絡・相談(ホウレンソウ)が重要です。

特に現場での状況が常に変化するため、迅速かつ正確な情報共有が求められます。

デジタルスキル

ラウンダーは、スマホやタブレットを使用して専用のシステムに報告を行うことが多く、こうしたデジタル機器の操作に慣れていると仕事がスムーズに進められます。

また、企業によっては報告書の作成やデータ入力を行うため、基本的なパソコンスキルも役立ちます。特にExcelの操作ができると、データ整理や報告の際に便利です。

ラウンダーの求人を探す方法は、いくつかあります。一般的には、求人サイトやラウンダー委託会社を通じて仕事を探すことが多いですが、直接企業のホームページで確認することも有効です。

求人サイト

求人サイトでは、「ラウンダー」と検索することで、多くの求人情報を見つけることができます

業種や勤務地、給与などの条件を細かく設定して探すことができるため、自分に合った求人を効率的に見つけることが可能です。

ラウンダー委託会社や派遣会社

ラウンダーの委託会社や派遣会社に所属し、ラウンダーの仕事を探すこともできます。

こうした会社経由で仕事をする場合、勤務条件が明確で、一定期間の雇用が約束されるため、安心感があります。さらに、何かトラブルがあった際にも所属会社が間に入ってサポートしてくれるほか、契約が終了した場合には別の業務を紹介してもらえるなどのメリットもあります。

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企業ホームページ

特定の企業で働きたい場合、その企業のホームページで求人情報を確認するのが良いでしょう。

企業によっては、求人サイトには掲載していない独自の募集を行っていることがあります。特に、メーカーや大手企業の場合、直接雇用のラウンダーを募集していることも少なくありません。

ラウンダーとしてのキャリアを成功させるためには、日々の業務をこなすだけでなく、常に自己成長を目指すことが重要です。以下では、ラウンダーとして成功するために必要なポイントについて詳しく説明します。

目標意識と行動力

ラウンダーの仕事は現場での活動が中心となりますが、成功するためには、明確な目標を持ち、それに向けて積極的に行動する姿勢が必要です。

例えば、『●店舗で特設売り場を立ち上げる』や、『商品陳列の工夫によって売れ行きを改善する』といった具体的な目標を設定することで、日々の業務に対する意識が高まり、成果を出しやすくなります。

コミュニケーションを大切にする

ラウンダーの仕事では、担当店舗のスタッフとの信頼関係が非常に重要です。効果的なコミュニケーションを通じて、現場での協力関係を築くことが、業務の円滑な遂行につながります。

例えば、店舗スタッフに対して商品の特長や売り方を丁寧に説明し、理解を深めてもらうことで、販売促進活動がより効果的になることがあります。

常にスキルアップを目指す

ラウンダーとして長く働き、成功するためには、常にスキルアップを目指す姿勢が大切です。

担当する企業の商品は新商品が定期的に追加されるため、商品知識を常に更新し学ぶ意欲が求められます。商品についてよく知っていると、業務にも早く慣れ、売り場担当者からの信頼も得やすくなります。

また、商品陳列やプロモーションの最新トレンドを学び続けることや、コミュニケーションスキルを磨く努力をすることが大切です。

ラウンダーは、企業や店舗の現場で重要な役割を果たす仕事であり、やりがいや成長の機会が多い仕事です。商品の陳列や販促活動など、現場での成果が目に見える形で反映されるため、達成感を得やすいでしょう。

ラウンダーの仕事は、現場での経験を積みながら自分の成長を実感できる、挑戦する価値のある職業です。興味がある方は、まずは求人サイトや企業のホームページで情報を集め、自分に合った働き方を見つけてみてください。

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※本記事は、ラウンダーを目指す求職者の方向けの記事です。ラウンダーの導入を検討している企業様向けの記事については、以下をご参照ください。

ラウンダーとは?営業との違いやメリット、導入事例、適正やスキルを解説

Q
ラウンダーとは何ですか?
A

ラウンダーとは、メーカーや企業の営業担当者に代わり、店舗を定期的に巡回し、売り場の改善や商品の販売促進を行う現場スタッフです。主な業務は、商品の陳列や補充、販促物の設置、売り場の整理、店舗スタッフとの連携などで、店舗での売上アップを目指すサポート役として活動します。

Q
ラウンダーの仕事内容にはどのようなものがありますか?
A

ラウンダーの主な仕事内容には以下が含まれます。

・商品の補充・メンテナンス: 店舗内で商品を補充し、整理整頓を行う。
・売り場の交渉: 目立つ場所での商品陳列を確保するため、店舗スタッフと交渉。
・売り場作り: 販促物を使い、来店客の目を引く売り場作り。
・新商品やキャンペーン情報の提供: 店舗スタッフに新商品やプロモーション情報を伝える。
・在庫管理と報告: 在庫状況の確認や売り場の状況報告。

Q
ラウンダーと営業担当者の違いは何ですか?
A

営業担当者は、小売店の本部と商談し、販売戦略やプロモーション内容を決定することが主な役割です。

一方、ラウンダーは、営業担当者が決定した施策を実際の売り場で具現化し、売上を最大化するための活動を行います。

営業担当者が「販売に向けた取り決め」を行うのに対し、ラウンダーは「店頭での販売促進」を担当する点が大きな違いです。

Q
ラウンダーとして働くメリットは何ですか?
A

ラウンダーには以下のメリットがあります:

・柔軟な働き方が可能: 直行直帰のスタイルで自分のスケジュールを管理しやすく、ワークライフバランスが取りやすい。
・成果が見える達成感: 陳列や販売促進活動が売上に反映されやすく、目に見える成果にやりがいを感じられる。
・幅広い業界経験がスキルアップに繋がる: 食品、化粧品、日用品など様々な業界での経験を通じ、マーケティングや営業の知識やスキルを向上させることができる。

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