遠隔地の家電量販店をラウンダーでカバー！店頭強化と営業効率化を同時に実現

事例概要

取り組み前の課題

遠隔エリアでのフォローが難しい店舗の存在

クライアントである家電メーカー様では、支店から距離がある遠隔エリアにある店舗のフォローが難しいという課題を抱えていました。これらの店舗ではフォローが手薄になりがちで、販促活動が十分に行われないことがありました。

販促費の効果的な使い方の見直し

従来、クライアントは土日に推奨販売員を多数派遣していましたが、土日のみの活動では、平日の店舗フォローが不足し、効果的な販促活動ができていないことが問題点としてあがっていました。このため、販促費の使い方を見直し、「平日に店舗巡回で売り場を作り、土日に推奨販売で売る」という形での営業強化を計画していました。

FMSに決めた理由

クライアントは、これまで推奨販売員を派遣しての販促活動を行っていましたが、派遣と業務委託の違いを理解した上で、当社の提供する定期ラウンダーサービスを導入することを決定されました。

業務委託による管理の手間軽減

派遣では、派遣先の会社がスタッフの労務管理を行う必要があるため、多くの手間がかかります。一方、業務委託であれば、スタッフの活動管理や育成は当社が行うため、クライアント自身の手間を大幅に軽減することができます。

確実な業務遂行を可能にする業務依頼書

業務委託では、スタッフへの直接の指示命令は行えませんが、業務依頼書を介して具体的な業務を依頼することで、確実に店頭活動を行うことができます。当社は、この業務モデルで長年ラウンダービジネスを行い、多くのメーカー様で成果をあげてきた実績があります。この実績が信頼を得る要因となり、当社のサービスを導入する決断をされました。

取り組み結果

ラウンダーと営業社員のダブルフォローで売り場を強化

店舗営業担当の営業社員様が管轄する店舗のうち、最重要店舗は営業社員様、その他の店舗をラウンダーが担当し、店頭活動を実施しています。

この役割分担により、売り場の迅速な立ち上げや効果的な店頭施策の実現が可能となっています。特に、遠隔エリアではフォローが手薄になるという当初の課題がありましたが、近隣エリアに居住するラウンダースタッフが率先して巡回することで早期の売り場立ち上げを実現しました。これにより、営業社員は遠隔エリアへの訪問頻度を減らしつつ、店頭の強化を図ることができています。

不振店舗の状況と理由を的確に提供

ラウンダー会議の際、納品実績データをもとに昨年比90％以下の店舗に対して、ラウンダーが各店舗の状況（売り場全体の傾向や競合他社の動きなど）を的確に営業担当者に伝え、不振理由を明確にすることで、改善に向けた協議を行うことができました。クライアントから「しっかり店舗の状況を把握している」と評価され、感謝のお言葉を頂きました。

成功のポイント

担当営業との徹底した情報共有

店舗担当者からヒアリングできた要望やお客様の声などの情報は担当営業様と共有し、連携を徹底しています。これらの情報は営業活動に必要なものであり、今後の営業戦略に活用されています。

主婦ならではの目線やコミュニケーション能力を生かした営業活動

クライアント商品のメインユーザーは主婦であり、本クライアントを担当するラウンダーも主婦層の女性が多く、そのため主婦目線での商品紹介を得意としています。また、高いコミュニケーション能力を持ち、様々なタイプの店舗担当者とも円滑にコミュニケーションを取り、良好な関係を築くことができています。

エリアマネージャーによる業務整理とスタッフケア

エリアマネージャーは、ラウンダーの活動を円滑に進めるために重要な役割を果たしています。

具体的には、クライアントからの業務依頼を確認し、業務を整理して依頼内容を調整することで、スムーズな業務進行を実現しています。
また、ラウンダーとの定期的なコミュニケーションを通じて、スタッフのモチベーション維持にも貢献しています。このようなエリアマネージャーの細やかなケアにより、ラウンダースタッフは10年以上離脱することなく継続的に活動し、高い成果を生み出しています。

クライアントからの評価

クライアントを担当するラウンダーは全員10年以上の経験を持っており、豊富な商品知識と店舗担当者との良好な関係を築いています。そのため、クライアントからの信頼も厚く、営業活動になくてはならない存在となっており、現在では全国で23名、約700店舗をカバーしております。

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